住む場所を探すとき、自分のことをどこまで話せばいいのかで疲れてしまうことがあります。
説明すれば分かってもらえるかもしれない。でも、説明しなければならないこと自体が負担で、その負担を毎日引き受けながら暮らすのは、思っている以上に消耗します。
私たちのホームは、その説明を求めません。
「理解があります」という言葉だけでは、実際に暮らしたときに何が起きるかは分かりません。ですので、具体的に書きます。
入居の面談でも、暮らしのなかでも、私たちから聞くことはありません。話したいと思われたときに、話したい範囲だけで構いません。話さないまま暮らしていただいても、何も問題ありません。
お名前の呼び方は、ご本人の希望に合わせます。書類上の氏名と普段の呼び方が違っていても構いません。服装についても、こちらから指定することはありません。
ご相談ください。他の入居者の方との共同生活ですので、時間帯や場所の調整は必要になりますが、関係を理由にお断りすることはありません。
共同生活のなかで気になる場面があれば、時間をずらすなどの調整ができます。理由を説明していただく必要はありません。
面談やご相談でうかがった内容を、ご本人の同意なく、他の入居者やご家族にお伝えすることはありません。日々の支援に必要な範囲で職員間の記録は残りますが、その範囲についても事前にご説明します。
自分のあり方を隠しながら過ごす時間が長く続くと、心身に負担が積もります。家族との関係、職場での立ち居振る舞い、周囲に合わせ続けること。ひとつひとつは小さくても、積み重なれば動けなくなります。
その状態を「気の持ちよう」で片づけるつもりはありません。
ここは治療をする場所ではありませんが、食事や家事、通院といった日々のことを、スタッフと一緒に担いながら暮らせる場所です。まず生活が回るようになること。自分のペースを取り戻すのは、そのあとで構いません。急かすことはしません。
当ホームには、これまで全国各地からお引っ越しされて入居された方がいらっしゃいます。今の場所を離れたい、環境を変えたいというご希望は、決して珍しいものではありません。
手続きや住民票の移動についても、分かる範囲でご一緒に整理します。
過去にLGBTQ当事者の方の入居実績があります。特別な対応をしたというより、他の入居者の方と同じように、日々の暮らしを一緒に組み立ててきました。
当ホームは障害福祉サービス(共同生活援助)です。ご利用には受給者証が必要になります。
お持ちでない方も、申請からご一緒にお手伝いします。まだ何も手続きをしていない段階でも構いませんので、その旨をお伝えください。
入居を決めていなくても、まだ迷っている段階でも構いません。「こんな状況でも大丈夫でしょうか」というご相談だけでも、お受けしています。