ご家族の方へ

このページを開いてくださっているのは、ご本人ではなく、ご家族の方かもしれません。
お子さんのことを、何年も、ときには何十年も支えてこられたのだと思います。
調子の良い時期も、そうでない時期も、一緒に通り過ぎてこられた。
そして、いつからか気づいておられるのではないでしょうか。
自分がいつまでも支えられるわけではない、ということに。

明るいリビングとダイニング。奥のキッチンで職員が夕食の準備をしている
ホームの共有スペース。夕方になると、自然と人が集まってきます。

こんなご相談をお受けしています

これまでにも、さまざまな状況の方が暮らしてこられました。

統合失調症/うつ病/双極性障害/不安障害・パニック障害/強迫性障害/適応障害
発達障害(自閉スペクトラム症・ADHD)/知的障害
アルコール・薬物への依存/摂食障害/PTSD

診断名がまだはっきりしない、病院にかかっていない、という段階でも構いません。
ご相談でうかがうのは、多くの場合、診断名よりも次のような状態のことです。

  • 入院と退院を繰り返していて、退院先が決まらない
  • 何年も家から、ほとんど出ていない
  • 仕事が続かず、日中の行き場がない
  • 昼夜が逆転していて、生活のリズムが戻らない
  • 服薬や通院が、自分だけでは続かない
  • 一人暮らしを試したけれど、続かなかった
  • お金の管理が難しい
  • 家族以外に、話す相手がいない

ひとつでも思い当たることがあれば、一度お話をお聞かせください。
受入の可否はご本人の状況により個別に判断していますので、まずはご相談という形で構いません。

性のあり方について悩みを抱えているお子さんのご相談も、これまでお受けしてきました。
詳しくはLGBTQの方の入居についてをご覧ください。

親御さんからよくうかがうこと

ご相談のなかで、よくうかがう言葉があります。

  • 「私が元気なうちに、なんとかしておきたい」
  • 「この子は一人では暮らせないと思う」
  • 「きょうだいに負担をかけたくない」
  • 「本人にこの話を、どう切り出せばいいか分からない」

どれも、簡単に答えの出ることではありません。
私たちも、すぐに解決できますとは申し上げません。

ただ、ひとつだけ確かなことがあります。
備えは、早いほど選択肢が多い、ということです。

親亡き後について

「親亡き後」という言葉があります。
ご家族にとっては、口に出すことすらつらい話だと思います。
この問題に、特効薬のような制度はありません。私たちにできることも、限られています。

それでも申し上げられるのは、グループホームは「住まい」だということです。
親御さんが支えられなくなったあとも、暮らしそのものは続いていきます。
部屋があり、食事があり、日々声をかける職員がいる。
その状態を、親御さんがお元気なうちに作っておけるかどうかは、あとで大きな差になります。

もうひとつは、支える人を増やしておくことです。

いまご家族だけで担っておられることを、少しずつ、ホームの職員、相談支援専門員、行政の担当者へと分けていく。
ご家族が退かれるという意味ではありません。
ご家族以外にも、その方を知っている人がいる状態をつくっておく、ということです。

リビングのソファで、身を乗り出して若い入居者の話を聴く男性職員
ご家族以外にも、その方の話を最後まで聴く人がいること。

いつかその日が来たときに、何も知らない人が一から始めるのと、
すでに何年も一緒に暮らしてきた場所があるのとでは、まったく違います。

暮らしのなかでのこと

ご家族へのご報告

日々の連絡は、基本的にはご本人からご家族へしていただいています。
ご本人が連絡をとることが難しい場合は、あらかじめご家族と取り決めた頻度で、職員から生活の様子や体調についてご報告します。
「元気にしているのかどうかも分からないまま時間が過ぎる」という状態にはならないようにしています。

体調が崩れたとき

夜間を含め、スタッフまたは夜間支援員が対応できる体制を整えています。
提携医療機関による訪問診療を受け入れており、看護師による定期健診もおこなっています。
通院が必要なときは職員が同行します。

「何かあったとき、すぐ気づいてもらえるだろうか」というご心配は、いちばん多くうかがうことです。

一人で暮らす力をつけていく場所です

私たちのホームは通過型です。ここに一生住んでいただくことをゴールにしていません。
ご飯を作る、お金を管理する、体調の変化に自分で気づく。
そうしたことを、職員と一緒に一つずつ積み重ねていきます。

キッチンに並んで夕食を作る入居者と職員。手前のテーブルには食器が並んでいる
夕食の準備。できることを、少しずつ増やしていきます。

もちろん、ペースはその方によって違います。
急かすことはしません。何年かかっても構いません。
ただ、「できることが増えていく方向」に向かっていること。
それが私たちの考え方です。

手続きのこと

ご利用には受給者証(障害福祉サービス)が必要です。お持ちでない場合も、申請からご一緒します。
行政への申請や関係機関との連絡についても、同行・調整をおこなっています。
ご家族だけで役所を回っていただく必要はありません。

ご家族だけでも見学できます

  • ご家族のみでの見学を承っています
  • 相談支援専門員の方とご一緒でも構いません
  • オンラインでの見学にも対応しています

ホームは奈良県北葛城郡上牧町にあります。
県外にお住まいの方からのご相談も、これまで多くお受けしてきました。
ご覧いただいたうえで「まだ早い」と判断されるのも、ひとつの結論だと思います。

よくいただくご質問

統合失調症や発達障害など、診断名によって入居できるかどうかは変わりますか?

診断名だけで判断することはありません。
精神障害者保健福祉手帳・療育手帳・身体障害者手帳のいずれか、または自立支援医療受給者証をお持ちで、18歳以上、共同生活が可能な方が対象です。
受入の可否はご本人の状況により個別に判断しますので、まずはお話をお聞かせください。

手帳を持っていませんが、相談できますか?

はい。自立支援医療受給者証をお持ちの方も対象です。
またご利用にあたっては障害福祉サービスの受給者証が必要になりますが、お持ちでない方も申請からご一緒にお手伝いします。
まだ何も手続きをしていない段階でも構いません。

費用はどのくらいかかりますか?

家賃・水光熱費・食材料費・日用雑貨費を合わせて、月額80,000円程度が目安です。
このほかに障害福祉サービスの利用者負担額がかかりますが、多くの方は所得に応じた負担上限が設定されます。
生活保護を受給されている方は住宅扶助をご利用いただけます。
詳しくはトップページのよくある質問をご覧ください。

家族だけで見学できますか?

はい。ご家族のみでの見学を承っています。
相談支援専門員の方とご一緒でも構いません。
オンラインでの見学にも対応していますので、遠方の方はまず画面越しにご覧いただけます。

奈良県外に住んでいますが、相談できますか?

全国からのご相談を受け付けています。
これまでにも他県からお引っ越しされて入居された方がいらっしゃいます。
オンラインでの見学、体験入居を経てからお決めいただけます。
住民票の移動などの手続きについても、分かる範囲でご一緒に整理します。

まずはご相談ください

入居を決めていなくても構いません。
「うちの子の場合はどうなるでしょうか」という段階のご相談を、いちばん多くお受けしています。

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